コラム【こんなに大変!赴任者の現地マネジメント】

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こんなに大変!赴任者の現地マネジメント


 

私はマリモの中国現地子会社がある蘇州市という街で働いています。現地子会社には社員20数名、派遣社員60数名、テナント各社を含めると200人ほどの外国人スタッフが所属しており日々、一緒に仕事をしています。ここでは日本と中国の企業文化の違いについて簡単にご紹介したいと思います。

中国温浴場

 

 

集団主義と個人主義

日本企業の従業員は会社(組織)を「家」と同等に認識し、自己の集団の利益を守る為に社員全員が協力し合い努力する傾向にあります。それに対し、一般的な中国人は家族・友人以外個人主義の傾向が強く、個人の利益を重視する。そのため、中国企業の従業員は会社での仕事を自分の生計をたてるための手段に過ぎないと認識し、目先の短期利益を重視する傾向が強いです。

 

日本企業写真

 

職務範囲

日本企業では職務範囲としてはっきりした部分がありますが、職務の境界線を引かずに職務の規定が大まかで曖昧な部分もあります。これにより互いに調整しながら状況に応じて柔軟に仕事を進めることが期待されます。他方、中国企業では、職務内容や責任範囲を明確にすることが普通で、他人の仕事に干渉したら、かえって嫌がられる傾向にあります。ゆえに中国人は中国的な管理方法や考え方、習慣などによって、日本人の行動意味を判断し、中国の事情を日本人に理解させるための説明をしようとしない。その結果、お互いに理解が得られず、結果として、多くの誤解を招いてしまいます。

 

 

雇用制度

日本企業の場合、終身雇用制度が主流であるのに対し、中国企業では成果主義で評価基準を明確に線引きすることが主流で、対象者を適切に評価しなければ人材流失に繋がります。中国では転職すれば給与があがるのが一般的で、上記のように個人の利益を重視する傾向が強く、従業員の入れ替わりが激しいです。優秀な人材の雇用維持のために評価のたびに人件費がかさみ経営状況を圧迫していきます。

中国事業所写真

日本と中国の企業文化の違いと記載しましたが中国の企業文化がグローバルスタンダードだと私は考えます。一例として私事の体験談を基に記載させて頂きましたが、日本企業でも外国人雇用が増える昨今、日本の企業文化を押し付けるよりは、相互理解で歩み寄り、グローバルな経営方針に変化をしていかねばならない転換期なのだと考えます。

 

 

 

執筆者:前田征一(まえだ まさかず)

株式会社マリモ 海外事業本部 中国プロジェクト
 

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